個展「人工都市の美意識」は、4/30にて会期終了となりました。
会期中、大雨の足元の悪い日に足を運んでいただいた皆様をはじめ、貴重な時間を割いてお越しいただいた皆様にお礼申し上げます^^
今回の個展で展示した作品は、2010年から創作を始めて、今年で12年となるシリーズということもあり、現在にいたるまでに創作を通じての発見や自身の作風・被写体との向き合い方の変化をご覧いただけるような展示を心がけました。
創作当初は、写真による実物の樹木の美しさを日本が古来より培ってきた表現を用いての提示が主題でありましたが、12年の間、撮り続けて見えてきたのは、剪定を通した人と自然との共存共栄の関係性であり、自然への人の深い愛情でした。
今回の最新作は、人と自然の共存共栄から生み出される美しい光景も都市ごとに違いがあり、都市ごとの美意識の視覚化につながる可能性を感じて創作した作品となります。
本作は、社会の中の歪に対する問題提議というよりは、成功事例の提示ということで昨今の流行りと真逆のようなテーマともなってきていますが、このような上手くいっている状況と向き合い、応用して問題となっている課題改善への新たなアプローチとなることも願って、創作活動を続けていきたいと思います。
【お願い】
私は、2012年に優秀賞を受賞させていただいたキヤノン社主催の国際コンペディション「写真新世紀」が昨年、公募展としての機能が終了し、今年の秋に過去の受賞者を対象とした一般投票による選出された作家の展示イベントを企画されております。
私の作品をたくさんの方にご覧いただけたらと思っておりまして、作品テーマの主軸となっている樹木を通した人と自然との共存共栄の関係性の提示に共感いただける方がおられましたら、ぜひ、以下のページより投票いただけますと幸いです。
★2012年の優秀賞者の欄におります^^